新規参入で大規模修繕の元請け化

企業情報

企業名:非公開(関東地域)
業種:総合建設業
社員数:100名
お付き合い当初の年商:25億円

1.プロジェクトの経緯

この企業は、主に下請けとして建設工事に携わっていましたが、利益率の向上や事業基盤の強化を目的に、元請けとしての大規模修繕工事への参入を検討していました。
しかし、
受注ルートの確保
提案力の強化
施工管理体制の整備
などの課題があり、元請けとしての受注獲得が困難な状況でした。

  • 受注ルートの確保
  • 提案力の強化
  • 施工管理体制の整備

などの課題があり、元請けとしての受注獲得が困難な状況でした。

2. 立ち上げ当初

弊社にお問い合わせをしていただき、実際にお打ち合わせを重ねていき、元請け化を進めるにあたり、まず以下の点に取り組みました。

  • 営業戦略の再構築:顧客ターゲットの明確化と営業資料の整備
  • 施工管理の強化:元請けとして必要な管理業務の再設計
  • 社内体制の見直し:専任チームの設置と役割分担の明確化

また、元請け実績がないことが信用獲得の壁となっていたため、まずはマーケティングを行って1000万円程度の案件を受注し、成功事例を積み上げる方針としました。

3. 改善策

プロジェクトを進める中で、以下の改善策を実施しました。

  • 単価の見直し:競合他社の見積書の分析を行い、競争力のある価格設定を実施
  • 提案力の向上:設計やコスト削減提案を含めた総合提案の強化、ツールの整備
  • マーケティング施策WebサイトやSNSを活用し、企業の認知度を向上
  • 協力会社ネットワークの拡充:質の高い施工を実現するためのパートナーシップ構築

これにより、徐々に顧客の信頼を獲得し、元請けとしての受注に成功するようになりました。

4. 事例

具体的な成功事例として、以下の案件を受注しました。

  • マンションの外壁改修工事(5000万円)
    顧客との直接契約に成功し、施工品質の高さが評価されリピート受注へ。
  • マンションの外壁改修工事(3000万円)
    価格競争だけでなく、提案内容の差別化により受注。
  • マンションの外壁改修工事(2000万円)

施工管理体制の充実が評価され、初の大規模案件に成功して、元請け化を進めることができました。

5. 成果

プロジェクト開始から2年で以下の成果を達成しました。

 

  • 0から年商2.6億円に増加
  • 元請け案件の集客が年間60
  • 施工管理体制の強化により品質向上とクレーム減少
  • リピート受注の増加による安定経営の確立

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