目次
1. 訪問販売だけでは厳しい、チラシの配布を行っても全然反響がない。
「やり方は間違っていないはずなのに、結果がついてこない。」
7年前、私は大手リフォーム会社を退職し、独立して塗装業を始めました。
最初は一人で訪問販売を行いながら現場にも出るという、いわゆる“ひとり親方”からのスタートでした。徐々に社員も増え、気づけば年商2億円まで到達しました。
しかし、売上は伸びてもどこか違和感がありました。現場は回っていても、反響が安定せず、精神的にも体力的にもすり減る。そんな中「集客型経営」に関心を持ち、本社で取り組みを始めました。
そこから社員が増え、「このまま拡大できる」と思い、豊田市に2店舗目を出店。ですが、結果は赤字。店舗を出せば自動的にお客様が来るというのは幻想でした。
WEB広告も打ち、イベントもやって、チラシも撒いた。でも…思った以上に反響が出ない。
何が正解かわからず、手探りで動いていた頃、自分の力では限界があることを痛感しました。
そして、外部の力を借りることを決断しました。
2. 新規集客をゲームチェンジでサポート
「数字よりも、実績よりも、誰とやるかだった。」
そんな時、1通のDMが目に留まりました。
「またどこかのコンサルか…」正直そう思いましたが、内容が妙に引っかかって、恐る恐るセミナーに参加してみることに。
話している内容は、確かに理にかなっている。けれど同時に、正直「大手のコンサル会社と言ってることと大差ないな」とも感じました。
だったら名前の通った大手の方が信頼できるかもしれない
——そう思い、実際に大手のコンサルにも会ってみました。
でも、最終的にお願いしたのは、ゲームチェンジさんでした。
決め手は、中屋社長の“人柄”でした。
現場のことを分かっていて、同じ目線で話してくれる。
戦略だけじゃなく、現実を見据えた「一緒に勝ち筋を作っていこう」という姿勢が、どこか自分と重なるように感じたんです。
そこから、ゲームチェンジさんと二人三脚で「本気の集客改善」に取り組み始めました。
3. チラシ配布で反響が増えて、自社の強みの近隣集客が伸びる
最初に提案されたのは、B2サイズの大型チラシを使ったイベント集客。
「…え、こんな大きなチラシ、効果あるのか?」「費用も結構かかるし、本当に大丈夫か?」
正直、半信半疑でした。
でも、やってみたんです。覚悟を決めて、信じて。
結果——60組以上の来場。
過去一どころか、今までの3倍以上の集客がありました。
驚いたのは、それだけじゃありません。
その場で見積依頼が次々と入り、一気に売上が動き出したんです。
しかもイベントの反響が地域に広がったことで、訪問販売の近隣反響も格段に上がり、相乗効果が生まれました。
「これが、集客型経営か。」
ようやく“自分の知らなかった世界”に足を踏み入れた実感がありました。
4. 新店のイベント集客がうまくいき、WEB集客も増えている。
「成功の再現性と、次の戦場へ(激戦区の名古屋へ出店)」
集客の仕組みがうまく回りはじめた頃、次なるテーマが浮上しました。
「名古屋という都心部で、3拠点目を出せないか?」
正直、不安はありました。
家賃も高い、固定費も高い、競合も多い——。
でも、それ以上に「今ならいける」という“確信”があった。
立地と規模を優先し、徹底的に物件を探しました。
そして、ついに「これなら勝負できる」と思える店舗に出会い、出店を決意。
なぜなら、自分たちには「集客できる仕組み」があったから。
しかも、ただの成功体験ではない。再現性ある勝ちパターンです。
実際に、名古屋で最初に仕掛けた大型チラシでは、
反響率【2,500枚に1件】という高水準を記録し、単月で100組の来場を獲得。
イベントだけでなく、WEBからの問い合わせも増加し、二次波及も実感。
「これはいける」
この瞬間、迷いは消え、組織として“攻める体制”にギアが入りました。
5. 6期で7億円まで上がったのは自社集客がうまくいったから
「やりたかったのは、“こういう経営”だった」
名古屋出店を決断してからの半年。
集客の安定、営業の強化、組織の仕組み化に取り組み、ついに6期で受注7億円を突破。
売上だけじゃない。経常利益率5%を確保することもできました。
何よりの変化は、“勝ちパターン”が社内に根付き始めたことです。
数字に再現性が出てきたからこそ、採用や育成に本気で投資できるようになった。
ようやく、自分たちが本当にやりたかった、
「人が育ち、勝てる仕組みが回る経営」のスタート地点に立てた気がしています。
5.1. 成功のポイントを解説
【コンサルタント中屋が語る、この事例の本質】
■この事例の本質:「再現性ある勝ちパターン」を持つことで、経営が変わる
この事例には、経営における「成長のドライバー」となる要素がシンプルに表現されています。
私から見たこの事例の本質的な成功要因は、以下の3つに集約されます。
①【最初の限界】=「属人的な営業」では限界がある
リメイクホームさんは、最初の頃「訪問販売×個人の頑張り」で売上をつくってきました。
これは、多くの創業者が最初に通るルートです。
ただ、ここには“限界”があります。理由は明確で、属人的で再現性がないからです。
つまり「社長が現場に出ないと売れない」構造になってしまっていました。
②【転換点】=「仕組み」によって集客が自動化された
ここでB2チラシによるイベント集客という「仕組み」を導入。
結果、60組来場→100組集客と、個人のスキルに依存しない反響創出が実現できました。
これは単なる成功ではなく、「再現性の獲得」です。
反響が取れるからこそ、営業(=得意領域)に集中できる。
この「分業の仕組み」が、経営にとっては何よりの資産になります。
③【拡大戦略】=「仕組み」があるからこそ、拠点展開できる
勝ちパターンを持つと、人も育てられるし、店も出せます。
名古屋という高リスクなエリアでも、数字の裏付けがあるから勝負ができました。
そして実際に結果が出ました。
この状態は、もはや「経営が軌道に乗った」ではなく、「仕組みで回りはじめた」ということです。
つまり、社長がいなくても売上が立ち、利益が残る構造になってきたということです。
5.2. 今後の目標とゲームチェンジとの関わり方
【社長の想い ─未来に向けての決意】
今、僕たちは3店舗で年商7億円まで来ました。
ただ、まだ各店舗に伸びしろがあります。
目指すのは、「1店舗3億円モデル」の完成形。
そのモデルを、5拠点にまで展開する。
それが、僕の描く10期15億円構想です。
売上だけを追うつもりはありません。
利益を出せるモデルに磨き上げ、人材を育て、ブランドで選ばれる仕組みを創る。
どのエリアでも、うちの看板だけで戦えるように。
そのために、これからも戦略を更新し続ける。そして、それをゲームチェンジと一緒に創っていく。
と考えています。

